スマートロックや便利グッズの紹介

2026年2月
  • 鍵交換を業者に依頼する前に知るべき費用の内訳

    鍵交換

    一軒家の鍵交換を依頼して、後から送られてきた請求書を見て驚かないためには、その費用の内訳を事前にしっかりと把握しておく必要があります。鍵交換の総額は、大きく分けて「部品代」「作業工賃」「出張費」、そして状況に応じた「追加費用」の四つで構成されています。これらを理解しておくことで、業者から提示された見積もりが適正なものかどうかを自分で判断できるようになります。まず部品代ですが、これは先述した通り鍵の種類に依存します。一軒家の場合、同一キー仕様(二つの鍵を一本で開けられる設定)にするための特注費用が含まれることもあるため、単体購入よりも割高になる傾向があることを覚えておきましょう。 作業工賃については、一箇所につき一万円から二万五千円程度が相場ですが、これにはプロの技術料が含まれています。一軒家のドアは長年の使用で建て付けが悪くなっていることが多く、スムーズに施錠できるようにストライク(受け金具)の位置を数ミリ単位で調整する作業が含まれることが一般的です。この調整を疎かにすると、新しくした鍵がすぐに痛んでしまうため、工賃は「長期的な動作保証のための費用」とも言えます。また、出張費については三千円から五千円程度が標準的ですが、夜間や早朝、あるいは遠隔地の場合は一万円を超えることもあります。電話の時点で「出張費はいくらか」を必ず確認しておくべきです。 追加費用が発生するケースについても知っておく必要があります。例えば、既存の鍵が壊れていて開かない状態からの「解錠作業」が伴う場合や、古いドアで最新の鍵を取り付けるために追加の穴あけ加工が必要な場合などがこれに当たります。また、特殊な海外製のドアや、デザイナーズ住宅の特注ドアなどは、専用の部品が必要になり、通常よりも高額な部品代や工賃が発生することがあります。一軒家は一戸ごとに仕様が異なるため、電話での概算見積もりだけでなく、現場でドアの状態を確認した後の「最終見積もり」を必ず出してもらうことが、金銭トラブルを防ぐ唯一の方法です。 見積書を受け取った際は、項目が「一式」となっていないかを確認してください。良心的な業者は、シリンダーの型番、個数、工賃、出張費をそれぞれ細かく記載してくれます。また、消費税の有無や、古い鍵の処分費用が含まれているかもチェックポイントです。内訳を詳しく説明してくれる業者は、それだけ自社の価格設定に自信と責任を持っている証拠でもあります。一軒家の鍵交換は決して安い買い物ではありません。だからこそ、その費用の正体を正しく知り、納得した上で投資を行うことが、家を守るオーナーとしての第一歩となるのです。