日産車でエンジンがかからず、ダッシュボードに鍵のマークが点滅している場合、それは多くの場合、車両の盗難防止システムであるイモビライザーが作動していることを示しています。イモビライザーは、車両と正規のキーの間で電子的な認証が行われない限り、燃料供給や点火システムを停止させ、エンジンの始動を防ぐ高度なセキュリティ機能です。この鍵マークが点滅しているときにエンジンがかからない主な原因として、いくつかの可能性が考えられます。一つ目は、インテリジェントキーのバッテリー切れです。キー内部の小さな電池が消耗していると、キーから発信されるID信号が弱くなり、車両側がキーを認識できなくなることがあります。この状況では、多くの場合、キーをエンジンのスタートボタンやキーシリンダーの近くに近づけて始動を試みることで、一時的にエンジンがかかることがあります。しかし、根本的な解決にはキーの電池交換が必要です。二つ目は、キー本体の故障です。キーを衝撃から保護するケースが破損したり、水濡れなどにより内部の電子部品が故障したりすると、正しく認証が行われません。この場合、予備のキーがあればそれを試してみるのが良いでしょう。予備のキーで問題なくエンジンがかかるようであれば、元のキーの故障が濃厚です。三つ目は、車両側のイモビライザーシステムの不具合です。これは、キーではなく車両本体の受信機やECU(エンジンコントロールユニット)に問題が発生している可能性を意味します。このようなケースでは、専門的な診断機器を用いた点検が必要となり、日産のディーラーや認定サービス工場での修理が不可欠です。さらに、稀にシステムの誤作動や電波干渉なども原因となることがあります。近くに強力な電波を発する機器がある場合や、他の車のイモビライザーキーが近くにある場合などに、一時的に認証が妨げられることがあります。もし鍵マークが点滅してエンジンがかからない場合は、まずはキーの電池交換を試み、予備のキーがあればそちらを試してみてください。それでも解決しない場合は、無理に何度もセルモーターを回すのは避け、日産のロードサービスや最寄りのディーラーに連絡し、専門家による診断を受けることを強くお勧めします。イモビライザーシステムは精密な電子制御のため、自己流の対処はさらなる故障に繋がるリスクがあります。
日産車のエンジン始動不良と鍵マーク?イモビライザーの警告サイン